常温黒染仕上剤 トビカメタルクリン(原液) 東美化学
黒染加工後の仕上剤です。錆ができなく、美しい仕上りになります。
(本剤は原液ですから原液のままうすめず、ご使用ください。)
【特長】
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常温黒染仕上剤
トビカ メタルクリン
(原液)
写真は5L
【容量】1L/5L/18L
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【用途】
鉄・銅・銅合金・アルミニウムの完成品、部品の黒染の仕上に広く使用可能!
・プレスされた部品、ピン、ネジ、ボルト、ナット、ワッシャー、スプリング、シャフト。
・機械、冶工具、金型の完成品または部品鋳物類。
・組み立てた機械の一部分の黒染や補修。
・槽に入らない大きな鉄鋼製品の黒染。
【特性】
透明な薄い切れ目のない皮膜
浸漬・ハケぬりで、黒染仕上げできる。設備不要。
・加工技術が極めて簡単で特別な設備を必要とせず少量のものはポリバケツで充分です。
・被処理品が複雑な形状のものでも均一な皮膜ができます。
・加工温度が常温ですから材質をいためることはありません。
・メタルクリンは強力な防錆力を有し、長期保存でも変質いたしません。
・加工前後の寸法の変化は殆どありません。
・加工法としては浸漬法のほか、刷毛塗り、スプレーもできます。
【技術資料】
【物 性】
・粘度:(SUS)36(20℃)
・ 引火点:58℃
・表面張力:水の1/3
・有機材料:殆ど冒さない。水置換性・浸透性・拡散性・撥水性はいずれも強力。
【防錆力】
・屋内24ヵ月(最低)
・促進試験湿度(100%)/温度(49℃):1,200時間(最低)
・塩水噴霧試験:20%塩水噴霧試験で、軟鋼を120時間防錆
※人体への影響:健康皮膚体には影響有りませんが傷口、粘膜等には刺激があり
炎症を起こす恐れがありますのでゴムまたはビニールの手袋を使用、目に入った場合、
水洗いと医師に相談して下さい。
【倍率】
・原液のまま使用
・塗布の場合も同様
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【使用方法】
【1.脱脂】 |
黒染加工は化学反応によるので、完全脱脂が必要です。(※脱脂が不充分だと、染めムラが生じます。)
脱脂剤としてはトリクレン、又は専用脱脂剤として、東美社製水性脱脂洗浄剤トビカマリットがあります。
トリクレン脱脂剤の場合には被染体を1~2分浸漬させ、充分脱脂の上取り出し自然乾燥させます。 |
【2.表面活性化】 |
サビ、スマットがある場合は10%塩酸水溶液(工業用塩酸を水で2~3倍にうすめた液)に1~2分浸漬します。
尚、難黒染品の場合は東美社製黒染促進剤オックスピー液を使用しますと、染めやすくなります。
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【3.黒染処理】 |
常温黒染剤トビカ ブラッキーを水(蒸留水又は水道水)で1:7(8倍)の割合にうすめ、この溶液中に
上記前処理完了した被染物を入れ、数回上下に攪拌しつつ、1~3分間浸漬します。
(原液のまま又は希釈割合が不十分だと、定着不良となりますので、注意)
鋳物の場合は1:9~10が適当で、又、1:12までは希釈可能です。(刷毛塗りの場合は1:4が適当です) |
【4.水洗(湯洗)】 |
表面に黒い「スラッジ」が付着しているので、スポンジ又はウエス等で軽く洗拭してください。
また、ケミック社製ケミQスラッジ落しスプレーを使用すると、さらに効果的です。 |
【5.常温乾燥】 |
※常温乾燥3分くらいで、安定しますが、これだけでは錆を生じやすい為、速やかに次の作業に進んでください。
この状態で終了場合は東美社製、水置換性・長期防錆剤トビカラストンで防錆処理する事をお勧めします。
また、長期間サビを防ぐとともに金属面をスリ傷から保護し金属表面に乾いたプラスチック皮膜ができ、
空気遮断して防錆する即乾性防錆剤トビカラストン P スプレーもご用意しております。 |
【6.黒染仕上】 |
黒染仕上剤メタルクリン原液の中に加工物を5~10分間浸漬して下さい。浸漬を充分したら、すぐにとりだせば、
完成です。(取出してからそのまま1時間以上放置すれば、効果充分です。)
なお乾燥被膜に仕上げたい場合は即乾性防錆剤トビカラストン P スプレーが有効です。 |
【こんな時は】 |
もっと簡易的に簡単に黒染したい時は東美社製トビカトップガードスプレー〈マットタイプ〉をお勧めいたします。 |
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